歯磨き粉の選び方|ポライト歯科クロス向ヶ丘|登戸・向ヶ丘遊園の歯医者|土日診療

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歯磨き粉の選び方

歯磨き粉の選び方

 

今回は歯磨剤(歯磨き粉)の選び方についてお話しします。

今後、歯磨き粉を購入する際に参考になれば嬉しいです。

当院で取り扱っている歯磨き粉もご紹介いたします。

 

 

 

 

歯磨き粉の役割

そもそも歯磨き粉は何のために使用しているか考えたことはありますか?

歯磨き粉には歯垢(プラーク)の除去だけではなく、

フッ素で再石灰化を促す効果やステイン(着色汚れ)を落とす効果など、

様々な効果があります。

 

 

歯磨き粉の基本機能は歯垢(プラーク)の除去

歯磨き粉は歯垢(プラーク)を除去する機能があります。

歯磨き粉を使用して歯磨きした時の方が、24時間後の歯垢(プラーク)の付着量が

使用していない時の1/3以下になります。

歯垢(プラーク)を除去することでむし歯や歯周病を防ぎます。

 

 

歯磨き粉に配合されているフッ素の働き

フッ素にはむし歯の原因菌の働きを弱め、

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、

歯の表面を強化してむし歯になりにくくする働きがあります。

フッ素を長く歯に留めることで、この効果がより促進されます。

ステイン(着色汚れ)を落とす

食べ物、飲み物の中に含まれる色素や

タバコのヤニなどによるステイン(着色汚れ)を取り除き、本来の歯の色を保ちます。

 

 

 

 

歯磨き粉の成分

歯磨き粉には、多くの成分が入っています。

その中でも、清掃剤(研磨剤)・発泡剤について詳しくみていきます。

 

清掃剤(研磨剤)

清掃剤(研磨剤)とは、歯の表面に付着した歯垢や着色汚れを効率的に落とすための成分です。

研磨剤と聞くと歯を傷つけてしまうのでは、と心配される方も多いと思います。

研磨剤入りの歯磨き粉は歯の表面のエナメル質を傷つける可能性がありますが、

国内で市販されている歯みがき粉の研磨性は国際規格に基づき安全性が確保されています。

また、ある程度の研磨力がないとステイン(着色汚れ)を落とすことができません。

歯や歯肉を傷つけないようブラッシング圧を調整していきましょう。

発泡剤

発泡剤とは、泡立ちをよくする成分です。

歯みがき粉を泡立てることで、その有効成分をお口のすみずみまで行き届かせます。

また泡立つことで歯肉へのダメージを和らげ快適にブラッシングをすることができます。

泡立ちを良くしてくれるぶん、満足感を得られやすいものですが、

泡立ちの良さでしっかり磨けたと錯覚し、歯磨きの時間が短くなってしまったり、

泡を流そうとしっかりうがいをすることでフッ素が流れてしまったりしてしまいます。

歯磨き粉の中にはたくさんの成分が含まれているので、

どの成分に注目して選ぶかが重要になってきます。

 

 

 

薬効成分(薬用成分)について

歯磨き粉には薬効成分が含まれています。

薬効成分は厚生労働省によってその効果が認められ認可された成分です。

薬効成分(薬用成分)にはそれぞれ役割・目的があります。

 

むし歯予防をしたい

むし歯は歯垢(プラーク)の中の原因菌が出す酸によって歯が溶かされる病気です。

フッ素にはむし歯の原因菌の働きを弱めることで、

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進する働きがあります。

さらに歯の表面を強化してむし歯になりにくくします。

むし歯予防を目的とする場合、フッ素が多く含まれている歯磨き粉がおすすめです。

歯周病(歯肉炎・歯周炎)を予防したい

歯肉炎とは、歯と歯ぐきの間に汚れがつき続けることにより歯ぐきが腫れてしまう病気です。

歯周炎とは、長期間にわたり歯肉炎が続き、

歯ぐきだけではなく歯を支えている骨にまで炎症が波及し、

が溶けてしまう病気です。

その予防として、細菌を殺菌する作用(イソプロピルメチルフェノール(IPMP)etc)

炎症を抑える作用(トラネキサム酸etc)があるものを選びましょう。

歯を白くしたい

飲食物や喫煙によって着色汚れ(ステイン)が付着します。

歯の着色汚れ(ステイン)を浮かせ除去しやすくする成分(ポリエチレングリコール、ポリリン酸ナトリウムetc)が

入っている歯磨き粉がおすすめです。

 

 

 

ペーストとジェルの違い

 

ペースト

ペーストはフッ素、清掃剤(研磨剤)、発泡剤が入っているので、

しっかりと汚れを落としてくれるます。

歯磨き粉が清掃を助けてくれるため、磨き残しが多い方などにおすすめです。

 

ジェル

ジェルは余分な発泡剤がほとんど入っておらず、清掃剤(研磨剤)も無配合です。

そのため口腔内にフッ素がより滞留しやすい特徴があります。

うがいが苦手なお子さんにもおすすめです。

 

 

 

当院で取り扱っている歯磨き粉をご紹介します。

 

おとなのトータルケア

むし歯を予防する高濃度フッ素(1450ppmF)が配合されており、

さらに知覚過敏症状、口臭予防、歯周病予防もできるものになっております。

清掃剤(研磨剤)も入っていないので歯が削れる心配もありません。

ジェルなので口の中に広がりやすく泡立ちにくいので、

じっくりと歯を磨くことができます。

特にお口の中にトラブルがなく、全体的にケアをしたい方におすすめです。

 

 

 

システマハグキプラスEX

歯肉の防御力を高めるビタミンEや、

歯肉炎を予防する殺菌成分が配合されています。

また、抗炎症成分のトラネキサム酸が歯肉の炎症、出血を抑えてくれます。

フッ素(1450ppmF)も配合されているので、歯肉炎だけでなく、

むし歯予防も同時にできるようになっております。

歯周病の方、歯周炎・歯肉炎を予防したい方におすすめです。

ルシェロ歯みがきペーストホワイト

弱アルカリ性のペーストが歯の表面に付着した着色を浮かせ、

歯よりもやわらかい清掃剤(研磨剤)でやさしく汚れを落としてくれます。

フッ素(950ppmF)も配合されているため、

歯の白さを保ちながらむし歯予防もできるようになっております。

着色汚れが気になる方、ホワイトニングをして歯の白さを保ちたい方におすすめです。

チェックアップジェル

フッ素(500〜950ppmF)が配合されているジェルタイプの歯磨き粉です。

バナナ味はフッ素の量が500ppmFのため6才未満のお子さんにおすすめです。

ご自宅で毎日使いできるフッ素量になっていますので、

お子さんの歯磨き粉に悩んでいる方はぜひ一度お試しください。

当院では目的によって選べるよう3種類の歯磨き粉を取り扱っております。

お悩みに合わせて処方ができますので、

ご希望の方はスタッフまでお申し付けください。

記事監修者

記事監修者 自見 佳祐
院長 自見 佳祐

所属

  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際口腔インプラント学会 DGZI Japan 認定医
  • 日本歯科審美学会 会員

お口に関するお困りごとはここに来れば解決できるという場所を提供できればと思います。
また、ご来院された皆様が気持ちよく過ごすことができる空間づくりをスタッフ共々行ってまいりますので、ポライト歯科クロス向ヶ丘をどうぞよろしくお願いいたします。