予防・歯周病治療|ポライト歯科クロス向ヶ丘|向ヶ丘遊園の歯医者|土日診療

〒214-0014神奈川県川崎市多摩区登戸2779−1 クロス向ヶ丘 2階
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予防・歯周病治療

予防・歯周病治療|ポライト歯科クロス向ヶ丘|向ヶ丘遊園の歯医者|土日診療

予防歯科について

予防歯科

当院では予防歯科を大切に考えております。
進行してしまった歯周病やむし歯を、完全に元の状態に戻すことは現在の歯科技術では難しいのが現状です。また、治療には回数、費用がかかってしまいます。
予防歯科とは、むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、ならないようにケアしていくという考え方です。

予防歯科を行っていくうえで大切なことが2つあります。
『お口の状況を正しく把握すること』と『抱えているむし歯、歯周病のリスクを回避するための手段を知ること』です。
当院ではこの2つができるよう以下のシステムを取り入れています。

イラスト付き診断書

現在のお口の状況をイラスト付きでわかりやすく理解できる資料です。
お口の状況を把握することで、汚れがどこに残りやすいか、どこの部分がむし歯になりやすいかなどご自身でしっかり把握することができます。
また、治療が必要な部位があった際は治療方法も載せてありますのでご安心ください。

リコールシステム

当院の診察券アプリを入れていただいた患者様一人ひとりに合ったタイミングで、検診の時期をお知らせします。ご自身の歯ブラシだけではとりきれない部分のクリーニングはもちろん、難しい部分の掃除の仕方など丁寧に説明させていただきます。

クリーニングについて

むし歯や歯周病の進行を防ぐためにはクリーニングが欠かせません。クリーニングには、歯医者や衛生士が行うプロフェッショナルケアと、ご自身で行っていただくセルフケアとがあります。そのどちらもしっかりできることにより予防ができるようになります。

プロフェッショナルケア

プロフェッショナルケア

歯ブラシでは取りきれない部位のクリーニングや、固着してしまった歯石の除去は、歯科医院でないとできません。また、日頃の歯ブラシで残りやすい部分があれば、その部分の磨き方などを説明させていただき、必要があればお薬などで歯を強化します。

セルフケア

セルフケア

プロフェッショナルケアを行えば確かにお口の中はキレイになります。しかしながら、毎日歯医者でクリーニングを行うことは現実的には難しいと思います。ご自身で適切なクリーニングやケアができているかどうかは予防歯科においてとても大切になります。当院では、お口の中をただキレイにするだけではなく、どうすれば自分でもその状態をキープできるかを説明させていただきます。

予防歯科の例

1.歯を強化する

自宅でできるセルフケア

  • フッ素配合歯磨き剤を使う
  • 歯がダメージがある食べ物を避ける

プロフェッショナルケア

  • フッ素塗布…高濃度のフッ素を塗布してむし歯を予防します。
2.歯垢を残さず落とす

自宅でできるセルフケア

  • 適切な歯ブラシの選択とその人にあった歯ブラシの当て方ができるようになる
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使って隙間の歯垢を取り除く

プロフェッショナルケア

  • スケーリング…スケーラーという器具で歯石を取り除きます。
  • PMTC…セルフケアでは落としきれていない歯垢を専用機器で落とします。
  • 歯磨き指導…歯磨きに自信がある人でも、意外に磨けていないことが多いです。一人ひとりのお口に合った歯磨きの仕方をお教えします。
3.細菌を増やさない

自宅でできるセルフケア

  • デンタルリンスなどの殺菌剤で口内の隅々まで洗浄する

プロフェッショナルケア

  • 口腔内診査…歯や歯ぐきの状態をチェックします。
  • シーラント…歯垢が残りやすい歯の隙間などを、あらかじめ樹脂などでふさいでむし歯を予防します。

歯周病について

歯周病

歯周病は歯を失ってしまう原因として1番多い病気です。歯周病の恐ろしいところは、なかなか症状が出ない点と、一度進行してしまうと元の状態に戻すのが難しい点です。

歯周病の仕組み

歯と歯ぐきの間には、歯周ポケットと呼ばれる溝があります。ここに汚れがつき続けることにより歯ぐきが腫れてしまいます(歯肉炎)。
少しの炎症であれば、汚れが取れれば元の状態へ戻りますが、長期間にわたりこの状態が続くと、歯ぐきだけではなく歯を支えている骨にまで炎症が波及し、骨が溶けてしまいます(歯周炎)。
さらに進行した場合、歯がぐらつき始め、最終的には歯が抜けてしまいます。

歯周病は、多くの大人が罹っている病気ですが、子どもも歯周病にかかります。子どもの場合、多くが歯肉炎ですが、深刻でない子どもの歯周病もそのままにしておくと、大人になってから歯を失う原因となる歯周病へ移行してしまう可能性があります。
近年では、歯周病は大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、糖尿病や生活習慣病など様々なトラブルを引き起こすことがあります。このように、歯周病は口だけでなく、全身の健康の面からも早期発見や予防が大切とされています。

歯周病の症状

こんなお悩みありませんか?

以下の症状に当てはまる方は歯周病の可能性があります。お早めにご相談ください。

  • 朝起きた時に、口の中がネバネバする
  • 歯を磨いたときに血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に食べ物がつまりやすい
  • 硬い物を噛むと痛む
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする
  • 歯がグラグラする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れる、膿が出る

歯周病の進行症状

歯周病の進行症状

健康な歯周組織

健康な歯周組織

  • 薄いピンク色の歯肉
  • 歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある
  • 歯肉が引き締まっている
  • ブラッシングでは出血しない

歯周炎(軽度)

歯周炎(軽度)

歯ぐきに炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。

  • 赤色の歯肉
  • 歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる
  • 腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する

歯周炎(中等度)

歯周炎(中等度)

炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

  • 赤色の歯肉
  • 歯肉が全体的に腫れている

歯周炎(重度)

歯周炎(重度)

顎の骨が半分以上溶けています。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

  • 赤紫色の歯肉
  • 歯と接している歯肉が更に腫れる
  • ブラッシングで出血や膿が出る
  • 歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる
  • 歯肉が退縮して歯が長く見える
  • 歯周ポケットが深くなり骨(歯槽骨)が溶ける

歯周病の治療

1.検査

現状のブラッシングで、どこが磨けてないのかをよく理解した上で、歯周病がどこまで進行しているかを確認します。

2.スケーリング(歯垢除去)

スケーリング

歯垢や歯石を除去し、歯ぐきの炎症を取り除きます。歯石とは、歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯科医院でしか取り除けないため、歯石がついてしまう方は定期的にとる必要があります。

3.SRP

通常のスケーリングでも取りきれない深い部位に歯石がついてしまっている場合、そのまま触ると痛みがあるため麻酔を行い歯ぐきの中まで掃除します。

3.歯周外科

SRPでも取り除けないところに歯石がついている場合や骨の溶けている量が多い場合、歯ぐきを開いて直視化にて汚れを取ります。場合によっては、骨を再生させる材料を使用し回復をはかります。

4.メンテナンス

メンテナンス

治療が終わった後に継続して、良い状態を維持することを言います。そのためには、歯科医師のチェックと、歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。

最低でも半年に1回は定期的にチェックを受けましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、1〜3ヶ月のサイクルで来院し、安定した歯ぐきの状態を管理していくことが大切です。ご自身でのクリーニングが上手くなればメンテナンスの期間を延ばすことが可能になります。