芸能人のような白い歯になるには?最新ホワイトニング事情を歯科医が解説!
- 2025年7月10日
- 審美歯科
テレビやSNSで見かける芸能人やインフルエンサーのような、真っ白で美しい歯に憧れる方は少なくありません。
「私の歯もこんなに白くなるの?」「ホワイトニングって実際どうなの?」と疑問に感じたことはありませんか?
この記事では、芸能人のような白い歯を目指すために知っておきたい、最新のホワイトニング事情や方法、選び方、注意点までを、歯科医の視点から分かりやすく解説します。
目次
そもそも歯の白さには限界がある?
まず理解しておきたいのは、「誰でも真っ白な歯になれるわけではない」ということです。
歯の色は、生まれつきの歯質や象牙質の色味、エナメル質の厚さなどによって個人差があります。
また、年齢とともに黄ばみやすくなるため、若年層と中高年で同じホワイトニングをしても、得られる白さには違いがあります。
芸能人のような真っ白な歯の多くは、「ホワイトニングだけでなく、セラミック治療などの審美歯科によるもの」である場合も多いのです。
ホワイトニングの種類と特徴
歯を白くする方法は、大きく分けて以下の3種類があります。
① オフィスホワイトニング(歯科医院で施術)
歯科医院で専用の薬剤とライトを使って短時間で歯を白くします。
1回の施術でも効果が実感できやすく、即効性があるのが特徴です。
メリット:短期間で白さを実感しやすい、安全性が高い
デメリット:色戻りしやすい、費用が高め(1回 3万円程度)
② ホームホワイトニング(自宅でマウスピース使用)
歯科医院で作った専用のマウスピースに薬剤を入れ、毎日数時間装着して徐々に歯を白くします。
メリット:白さが長持ちしやすい、低刺激
デメリット:効果が出るまでに2週間以上かかる、継続が必要
③ デュアルホワイトニング(①+②の併用)
オフィスとホームの両方を併用することで、即効性と持続性の両立が可能です。
芸能人やモデルの方がよく取り入れている方法です。
メリット:短期間かつ長期間の白さを両立
デメリット:費用が最も高額(5〜10万円以上)
最近注目されている「セルフホワイトニング」とは?
近年、サロンやセルフサービスで行う「セルフホワイトニング」も話題ですが、これは歯の表面の汚れ(ステイン)を落とす程度の効果に留まります。
薬剤に漂白作用がないため、歯の内部の色を変えることはできません。
「歯の本来の白さを引き出す」ことはできますが、「芸能人のような真っ白」にはなりにくいのが実情です。
美容目的で一時的な見た目を整えるには良いですが、本格的なホワイトニングとは別物と理解しておきましょう。
最新のホワイトニング技術や薬剤はここが違う!
近年では、知覚過敏のリスクが少ない新しい薬剤や光照射装置が登場し、従来よりも快適にホワイトニングができるようになっています。
ポリリン酸ホワイトニング:歯の表面をコーティングしながら白くするため、しみにくく安全性が高い
高濃度過酸化水素の新世代ホワイトニング:少ない回数で高い効果を得られる
LED・プラズマ照射機器:歯へのダメージを抑えて高効率に漂白
これらの技術により、従来の「しみる・痛い」ホワイトニングのイメージは大きく改善されています。
芸能人の白い歯はホワイトニングだけじゃない?
「ホワイトニングだけでは限界がある」と感じた方が、次のステップとして選ぶのがセラミックやラミネートベニアなどの審美歯科治療です。
セラミッククラウン
◯歯を削って人工の白い歯をかぶせる
◯形や色を自由にデザインできる
◯数十万円の費用とメンテナンスが必要
ラミネートベニア
◯歯の表面だけを薄く削り、セラミックのシェルを貼りつける
◯前歯の見た目改善に最適
◯ホワイトニングよりも持続性が高い
これらは「見た目を作る」美容施術に近い方法であり、ホワイトニングよりも劇的な変化が得られる一方、健康な歯を削る必要があるため慎重な判断が必要です。
ホワイトニングを成功させるためのポイント
1、信頼できる歯科医院でカウンセリングを受ける
現在の歯の状態(着色、虫歯、歯周病など)をチェック
2、ライフスタイルに合わせた方法を選ぶ
仕事が忙しいならオフィス、時間に余裕があるならホーム、理想はデュアル
3、白さを保つ生活習慣を意識する
色素の強い飲食物(コーヒー・紅茶・赤ワイン)を控える
喫煙習慣がある人は色戻りしやすいので注意
まとめ
芸能人のような白い歯を目指すためには、「どこまでの白さを求めるか」そして「どこまでの治療を許容できるか」を見極めることが大切です。
ホワイトニングは、ただ歯を白くするだけでなく、笑顔の印象を明るくし、自信につながる治療でもあります。
◯初めてならホームホワイトニングから始めてみる
◯短期間で変化を求めるならオフィスホワイトニング
◯理想の見た目を追求するならデュアルやセラミック治療
あなたの歯の状態やライフスタイルに合った方法を、歯科医院で相談のうえ選ぶことが成功のカギです。