歯ぎしりの影響と対策|放置すると歯や身体に及ぶダメージとは?|登戸・向ヶ丘遊園の歯科・歯医者|ポライト歯科クロス向ヶ丘|土日診療

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歯ぎしりの影響と対策|放置すると歯や身体に及ぶダメージとは?|登戸・向ヶ丘遊園の歯科・歯医者|ポライト歯科クロス向ヶ丘|土日診療

歯ぎしりの影響と対策|放置すると歯や身体に及ぶダメージとは?

 

 

寝ている間や日中に無意識にしてしまう「歯ぎしり」。

 

ご自身では気づきにくいものですが、実は多くの方が悩まされている口腔習癖のひとつです。

「朝起きるとあごが疲れている」「歯がすり減っている気がする」「歯医者で歯ぎしりを指摘された」

など、歯ぎしりが体に与える悪影響は想像以上です。

 

 

今回は、歯ぎしりの原因・種類・放置することのリスク・そして歯科的な対策法について詳しく解説します。

 

 

 

 

 

 

 歯ぎしりとは?その種類と特徴

 

「歯ぎしり」と一口に言っても、実はいくつかのタイプがあります。

 

 

 グラインディング(ギリギリ型)

最も一般的な歯ぎしりで、上下の歯をすり合わせるタイプ。

夜間にギリギリと音を立てることが多く、歯の摩耗やあごへの負担が大きいです。

 

 

クレンチング(くいしばり型)

音はしませんが、強く歯を噛みしめてしまうタイプ。

日中の集中時や緊張時、夜間の無意識下でも見られます。

 

 

タッピング(カチカチ型)

上下の歯を断続的に軽く打ち鳴らすように噛み合わせるタイプ。

他のタイプに比べて稀ですが、歯や顎関節へのダメージは無視できません。

 

 

 

歯ぎしりが起こる原因とは?

 

原因は一つではなく、複数の要因が絡み合って発生することが多いと考えられています。

 

 

ストレス・緊張

 

精神的ストレスや不安があると、無意識に筋肉が緊張しやすくなり、歯ぎしりが起こることがあります。

 

 

噛み合わせの異常

 

歯列の不正や補綴物の高さのズレがあると、不自然な噛み合わせがストレスとなり、歯ぎしりを引き起こすことがあります。

 

 

睡眠障害

 

睡眠時無呼吸症候群や睡眠の質の低下も、歯ぎしりの引き金となる場合があります。

 

 

習慣化

 

幼少期からのクセが残っている場合や、習慣として定着していることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

歯ぎしりが引き起こす悪影響

 

歯の摩耗・破折

 

歯がこすり合わされることで、エナメル質が削れ、象牙質が露出し、知覚過敏や虫歯のリスクが増大。

ひどい場合には歯が割れたり、詰め物・被せ物が壊れることも。

 

 

顎関節への負担

 

過度な力が顎関節にかかり、顎関節症(あごの痛み・音・開けづらさ)の原因になることがあります。

 

 

筋肉・肩こり・頭痛

 

咀嚼筋の緊張が続くと、顔の筋肉や首・肩・頭にまで影響を与え、頭痛や肩こりを引き起こします。

 

 

審美性の低下

 

歯がすり減ることで歯の長さや形が変化し、笑顔の印象が変わってしまうことも。

 

 

 

 

 

 

 歯ぎしりのセルフチェック

 

以下の項目に当てはまる場合、歯ぎしりの可能性があります。

 

◎起床時にあごが疲れている、痛む

◎歯が平らになってきた気がする

◎頬の内側に噛み跡がある

◎被せ物や詰め物がよく外れる

◎パートナーに歯ぎしりの音を指摘されたことがある

 

1つでも当てはまる場合は、歯科医院での診察をおすすめします。

 

 

 

 

歯ぎしりへの対策方法

 

マウスピース(ナイトガード)の装着

 

歯科医院で作る「ナイトガード」は、歯ぎしりによる歯やあごのダメージを軽減する装置です。

夜間の歯ぎしり時に歯同士が直接ぶつからないようにし、摩耗や筋肉への負担を緩和します。

※市販品もありますが、自分の歯に合ったオーダーメイドタイプの方が効果的で安心です。

 

 

 

 

 

 

 

噛み合わせの調整

 

詰め物や被せ物の高さ、歯列のズレによって歯ぎしりが生じている場合は、調整が必要です。

矯正治療で咬合バランスを整える場合もあります。

 

 

ストレスケア・生活習慣の見直し

 

十分な睡眠、リラックスできる時間の確保、カフェインやアルコールの摂取を控えるなど、日常生活でのストレス軽減も重要です。

 

 

ボトックス治療(必要な場合)

 

近年では、咬筋(こうきん)の過緊張を緩和するためにボツリヌス注射(ボトックス)を行うケースもあります。

一時的に筋肉の力を弱めることで、歯ぎしりのダメージを軽減します。

 

 

 

 

 

 

歯ぎしりを放置しないことが大切

 

歯ぎしりは自覚しにくく、放っておいても大丈夫」と思われがちですが、そのままにすると歯・顎・身体全体に悪影響が及びます。

日中のくいしばりに気づいたときは意識的にリラックスし、歯を離す習慣をつけましょう。

また、歯科医院での定期的なチェックで、歯ぎしりの兆候や影響を早期に発見・対処できます。

 

 

 

 

まとめ

 

 

◎歯ぎしりは「ギリギリ」「くいしばり」「カチカチ」など複数のタイプがある

◎原因はストレス・噛み合わせ・習慣など複合的

◎放置すれば歯の摩耗・知覚過敏・顎関節症・頭痛などの原因に

◎対策は「ナイトガード」「咬合調整」「ストレスケア」など

◎自分では気づきにくいため、歯科での相談が重要

 

 

歯ぎしりの予防と対策には、ご自身の状態を知ること、そして早めの対応がカギです。

気になる症状がある方は、ぜひお気軽に歯科医院にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

記事監修者

記事監修者 自見 佳祐
院長 自見 佳祐

所属

  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際口腔インプラント学会 DGZI Japan 認定医
  • 日本歯科審美学会 会員

お口に関するお困りごとはここに来れば解決できるという場所を提供できればと思います。
また、ご来院された皆様が気持ちよく過ごすことができる空間づくりをスタッフ共々行ってまいりますので、ポライト歯科クロス向ヶ丘をどうぞよろしくお願いいたします。