親知らずの抜歯は必要?抜くべきタイミング・痛み・費用・腫れのリスクまで徹底解説|登戸・向ヶ丘遊園の歯科・歯医者|ポライト歯科クロス向ヶ丘|土日診療

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親知らずの抜歯は必要?抜くべきタイミング・痛み・費用・腫れのリスクまで徹底解説|登戸・向ヶ丘遊園の歯科・歯医者|ポライト歯科クロス向ヶ丘|土日診療

親知らずの抜歯は必要?抜くべきタイミング・痛み・費用・腫れのリスクまで徹底解説

 

 

親知らずとは?抜歯が必要な理由とは

 

「親知らず」とは、正式には第三大臼歯と呼ばれ、10代後半〜20代前半にかけて生えてくることが多い奥歯です。

 

上下左右に1本ずつ、最大4本生える可能性がありますが、人によっては12本しか生えない、あるいは全く生えないこともあります。

親知らずは、顎のスペースが足りない現代人にとっては「不要な歯」とされることが多く、横向きに生えたり、歯ぐきに埋まったままだったりする「埋伏智歯」になることもあります。

 

そのため、次のような理由から、抜歯がすすめられることが少なくありません。

 

 

 

 

抜歯が必要な主なケース

 

◎横向きに生えていて、隣の歯を圧迫・虫歯にするリスクがある
◎親知らずの周囲に炎症(智歯周囲炎)を起こしている
◎歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性がある
◎頻繁に腫れや痛みを繰り返している
◎歯科矯正の前処置として抜歯が必要

 

親知らずはトラブルの原因になりやすいため、症状がなくてもレントゲンやCTで状態を確認し、将来的なリスクを考慮して抜歯が判断されることがあります。

 

 

 

親知らずを抜くべきタイミング

 

親知らずはいつ抜けばよいのでしょうか?

痛みが出てからでは遅い場合もあるため、「症状が出る前」が理想的な抜歯のタイミングです。

 

 

抜歯のベストタイミング

 

10代後半〜20代前半:骨が柔らかく、抜歯後の回復が早いため

妊娠前・矯正治療前:妊娠中矯正中は外科処置が難しくなるため、事前に抜歯がすすめられる

腫れや痛みが出る前:繰り返す炎症や虫歯を予防する目的での予防的抜歯

 

状態によっては経過観察となる場合もありますが、将来的なトラブルを避けるためにも、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。

 

 

 

 

抜歯の流れと所要時間

 

親知らずの抜歯は、その生え方や位置によって手術の難易度が大きく異なります。

まっすぐ生えているケースは比較的簡単ですが、骨の中に埋まっている場合(完全埋伏智歯)は外科的な処置が必要です。

 

 

 

抜歯の基本的な流れ

 

①カウンセリング・診察(レントゲン・CT撮影)

親知らずの位置や神経・血管との距離を確認します。

 

②局所麻酔の実施

痛みを感じないよう十分に麻酔を行います。

 

③抜歯処置

・通常の抜歯:1020分程度

・外科的抜歯:30分〜1時間程度(骨を削ったり歯を分割する場合も)

 

④止血・縫合

傷口の感染予防のために縫合を行うことがあります。

 

⑤術後説明・お薬の処方

抗生物質や痛み止めが処方されます。

 

 

抜歯後の痛み・腫れ・注意点

 

抜歯後は、一時的に腫れや痛みが出ることがありますが、多くの場合は数日〜1週間程度で落ち着きます。

 

抜歯後によくある症状

 

・頬やあごの腫れ(特に下顎の親知らずで起こりやすい)

・軽度の出血(ガーゼで圧迫止血)

・開口障害(口が開きにくくなることがある)

・一時的なしびれ感(神経に近い場合)

 

ドライソケットに注意

傷口に血餅(かさぶた)ができず、骨がむき出しになる状態。激しい痛みが1週間以上続く場合は早めに受診が必要です。

 

 

術後の注意点

 

・当日は強くうがいをしない(血餅が流れてしまうため)

・飲酒・喫煙・激しい運動は控える

・処方された薬は必ず飲み切る

・食事は刺激の少ないものを選ぶ(おかゆ・うどんなど)

 

 

 

親知らずの抜歯にかかる費用

 

保険診療が適用されるため、自己負担額は比較的低めです。

費用は以下の通り、生え方によって変動します。

 

抜歯の種類

費用の目安(保険3割負担)

通常の抜歯(まっすぐ生えている)

2,0003,000

難抜歯(横向き・骨に埋まっている)

4,0006,000

CT撮影

3,000円前後(必要に応じて)

薬代(抗生物質・鎮痛薬)

5001,000

 

※自由診療のケース(完全自費)では異なる場合があります。

 

 

 

 

抜歯しないとどうなる?放置のリスク

 

親知らずをそのまま放置すると、以下のようなリスクがあります。

 

・隣の歯が虫歯や歯周病になりやすくなる

・親知らず周辺の炎症(智歯周囲炎)を繰り返す

・噛み合わせの乱れ、顎関節への影響

・全身疾患(感染症、心疾患)への波及リスク

 

とくに「一部だけ頭が出ている親知らず」は歯磨きがしにくく、細菌の温床になりやすいため、症状がなくても抜歯を検討することが望ましいケースもあります。

 

 

 

まとめ:親知らずは放置せず、早めに歯科医院で相談を

 

親知らずは、問題がなければ抜かなくても良い場合もありますが、将来的なトラブルの原因になることが非常に多い歯です。

特に歯ぐきの中で横向きに生えていたり、隣の歯に影響を及ぼしていたりする場合は、早期に抜歯を行うことで大きなトラブルを防ぐことができます。

症状がないうちにレントゲン検査を受け、親知らずの状態をしっかり確認しましょう。

「抜くか迷っている」「痛みが続いている」という方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

 

 

 

 

 

 

記事監修者

記事監修者 自見 佳祐
院長 自見 佳祐

所属

  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 国際口腔インプラント学会 DGZI Japan 認定医
  • 日本歯科審美学会 会員

お口に関するお困りごとはここに来れば解決できるという場所を提供できればと思います。
また、ご来院された皆様が気持ちよく過ごすことができる空間づくりをスタッフ共々行ってまいりますので、ポライト歯科クロス向ヶ丘をどうぞよろしくお願いいたします。