歯ブラシの選び方ガイド|目的別おすすめタイプと正しい使い方
- 2025年3月13日
- 歯科関連材料
目次
自分に合った歯ブラシの選び方
皆さんは普段、どのような点を重視して歯ブラシを選んでいますか?
毛の硬さや見た目、大きさや形などドラッグストアで売られている歯ブラシは数も多く、何を選んだらいいのか迷われる方も多いと思います。
しかし歯ブラシには人それぞれのお口に合った特徴・効果があります。
自分に合った歯ブラシを使う事で磨き残しを減らし、虫歯や歯周病を予防しましょう。
歯ブラシの種類
歯ブラシには様々な種類があります。
歯ブラシを選ぶ際のポイントをご紹介いたします。
毛のやわらかさ
◎ふつう~かため
・むし歯予防をしたい
・歯周病を予防したい
・歯肉炎が少しある方
・歯茎が健康な方
におすすめです。
毛先がしっかりしているため毛の面で汚れをとるのに適しています。
磨く力が強いと歯茎を傷付ける恐れがあるので注意が必要です。
◎やわらかめ
・歯肉炎がある方
・歯周病が進行している方
・知覚過敏のある方
・歯磨き時出血が出やすい方
におすすめです。
毛先がやわらかいため歯と歯茎の境目に毛が入りやすくなっています。
毛がやわらかいため磨けている感覚がなくゴシゴシ磨いてしまう方もいらっしゃいますが、
かえって歯ぐきを傷付けてしまうので気を付けましょう。
ヘッドのおおきさ
◎おおきめ
・口が大きい方
・高齢者で歯を磨くのが大変な方
ヘッドが大きい分一気に汚れを落とせます。
しかし細かいところに汚れが残りやすいので注意が必要です。
◎ふつう
・成人した普通の口の大きさの方
におすすめです。
◎ちいさめ
・口や顎が小さい方
・女性の方
・歯並びがあまりよくない方
におすすめです。
ヘッドが小さい分細かいところまで磨けます。
時間をかけて磨く方にも適しています。
毛の形
◎ラウンド毛
毛の太さが均一になっています。
そのため面で歯を磨くことができます。
むし歯予防したい方にはおすすめです。
◎テーパー毛
毛先が細くなっています。
歯と歯ぐきの境目に毛が入りやすいので歯周病の進行を抑えたい方におすすめです。
歯ブラシの交換時期
口の中の菌や汚れを落とす歯ブラシは菌が繁殖しやすいので、1か月に1回交換しましょう。
また、1か月たたなくても毛先が開いたら交換するようにしてください。
毛先が開いたままだと汚れが十分に落とせないだけでなく、歯や歯茎を傷めてしまう恐れがあるので1か月経ったら交換するようにしましょう。
このようには歯ブラシには様々な種類があります。
今まであまり意識して歯ブラシを選ぶことがなかった、という方には是非こちらを参考にして歯ブラシを選んでいただければ幸いです。
毎日使う歯ブラシなので、色やデザイン、形の好みだけではなく、それぞれの歯ブラシの意味・役割を意識しながらお口のトラブル予防に繋げましょう。
当院で取り扱っている歯ブラシ
最後に当院で取り扱っている歯ブラシを紹介します。
ルシェロ歯ブラシ B-10M
プラークの効率的な除去を目的としたベーシックタイプ
こちらの歯ブラシは、毛のかたさ「ふつう」、ヘッドのおおきさ「ふつう」、毛は「ラウンド毛」です。
歯肉が健康な方から歯肉炎の方まで幅広い層にご利用いただけるだけでなく、日常的なカリエス・歯周病の予防に適しています。
ルシェロ歯ブラシ B-20M
むし歯予防に最適なベーシックタイプ
こちらの歯ブラシは、毛のかたさ「ふつう」、ヘッドのおおきさ「ちいさめ」、毛は「ラウンド毛」です。
コンパクトなヘッドと手にフィットする握りやすいハンドルのため、女性・10代の方におすすめです。
ルシェロ歯ブラシP-20M
歯周病予防に最適
こちらの歯ブラシは、毛のかたさ「やわらかめ」、ヘッドのおおきさ「ちいさめ」、毛は「テーパー毛」です。
歯周病予防、歯肉炎の進行抑制、歯周病治療後のメンテナンスに最適です。
ルシェロ歯ブラシ W-10
美白のために処方する歯ブラシ
ステイン除去性に優れたひし形毛のため、優しく磨くだけで効率良くステインをかき取ることができます。
ステインが気になる方やたばこのヤニが沈着している方、ホワイトニング後の白さを持続したい方にもおすすめです。
さらに当院でも取り扱っている「ルシェロ歯みがきペースト ホワイト」と組み合わせて使用することで美白効果が最大級に引き出されます。
気になる方はお気軽にお声かけください。
ルシェロ歯ブラシI-20インプラント
インプラントメンテナンス専用の歯ブラシ
豊隆が強いインプラントへ最適な凹型ブラシ形状で、天然歯と比べて感染リスクが高いインプラント周囲粘膜を傷つけないよう、柔らかいテーパー毛を使用しています。
インプラントを良好な状態で維持していくためのセルフケア歯ブラシです。
DENT.EXオーバーブラッシングケア
毎日の歯磨きで”オーバーブラッシング”の改善を
歯磨き時の力の入れすぎを、しなるハンドルと「カチッ」という音で適切なブラッシング圧へ導きます。
先端厚2.6mmの超薄型ヘッドで最後臼歯まで無理なく楽に毛先が届き、歯垢を落とします。
磨く時につい力を入れすぎてしまう方、歯肉退縮が気になる方、知覚過敏が気になる方におすすめです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
「何を目的にするか」「自分の口には何があっているのか」を考えるきっかけになれば幸いです。
当院では歯科医師、歯科衛生士が一人ひとりに合った歯ブラシをお選びいたします。
是非一度ご相談くださいませ。
また、毎日の歯磨きに加えて定期検診を受けることも大切です。
検診を受けることで歯磨きの癖や、磨き残しに気づくきっかけにもなりますので是非お気軽にご相談ください。